全国の消費生活センターに寄せられた架空請求に関する相談件数は,2011年度以降増加傾向にありましたが,昨年2017年度は約20万件となっており,2016年度と比べ2倍以上に急増しています。
石岡市内においてもメールやハガキによる架空請求のトラブルが起きています。
実際に、くーちゃんの所にも、亡くなって5年目のばあちゃんのところにもきました!
実例とその対策をお話しします。
<実例>架空請求のハガキがきました!
ある日こんなハガキが亡くなって5年目のばあちゃん当てにきました。
「訴訟」「差し押さえ」「強制執行」など、怖い言葉が並びます。
くーちゃんの所にもきました。
「身に覚えがない方も早急に御連絡下さい。」と一文あるのが曲者です。
亡くなったばあちゃんでなくても「なんかの間違いだ!」とすぐに電話したくなりますが、
ちょっと待ってください。
記載された電話番号にかけると、相手は法律用語などを用いて不安を煽り、支払い要求をしてきます。
相手の指示に従って支払いをしてしまうと、その後さらなる支払いを要求される場合があります。
しかも、相手に連絡先を知られてしまうことになります。
そのようなことにならないためにも、怪しいメールやハガキ、電話があった際には返信などせず、消費生活センターに相談してください。
架空請求にご注意ください!
メールやSNSではなく、ハガキを使っての架空請求が増えています。
「東京管理事務局」や「財団法人全国消費者生活相談センター」「日本財政管理事務局」などの公的機関と誤解させるような団体を名乗ることも多く、「裁判を起こす」とか「財産を差し押さえる」などと、受け取り手の不安をかきたて、今すぐ支払いをしないと大変なことになると思わせ、お金の支払いや連絡を要求します。
しかし、これは何の根拠もない詐欺の手口です。
業者などからの心当たりのない要求に対しては、決して、お金を支払ったり連絡をしないようにしましょう。
架空請求の対処法
無視する
裁判に関することがハガキで送られてくることはありません。
名称などに惑わされない
公的機関や大手通販サイトなどと勘違いするような名称が多く使われています。
ハガキに掲載されている連絡先には電話しない
こちらから電話をすると、相手に自分の電話番号が知られてしまいます。
さらに架空請求が増えることになったり、脅されたり、繰り返しお金を請求されたりする場合があります。
何があっても、ハガキに記された電話番号にかけたり、返信メールを送ったりして問い合わせをしないことです。
一切支払わない
身に覚えのない請求には応じてはいけません。
不安な時は相談する
架空請求がきた時点で必ず誰かに相談しましょう。
消費者ホットライン「188(いやや)」で相談するのが望ましいです。
悪質な時は警察にも相談しましょう。
裁判所からと思われる文書が届いたときは相談する
正式な裁判所からの通知を無視すると不利な判決となる恐れがあります。
そんなときは、消費生活センターに相談してください。
消費生活ホットライン 📞188
(最寄りの消費生活センターなどにつながり,専門の消費生活相談員が助言します。)
このページに関連する情報
国民生活センターホームページ
発表情報(「民事訴訟管理センター」からの架空請求ハガキは無視してください!)
国民生活センター発表情報
法務省ホームページ
「法務省の名称等を不正に使用した架空請求により被害が発生しています」
法務省ホームページ